玉造稲荷神社(たまつくりいなりじんじゃ)は、大阪市中央区にある神社である。
宇迦之御魂大神(稲荷神)を主祭神とし、下照姫命、稚日女命、月読命、軻偶突智命を配祀する。
社伝によれば垂仁天皇18年(紀元前12年)に創建され、当時は比売社と称していた。蘇我氏と物部氏の戦いの際、蘇我氏方の聖徳太子がこの地に布陣して戦勝を祈願し、戦勝後当地に観音堂を建てたという伝承がある。
阪神大震災で基礎が痛み使えなくなった大阪城の鳥居が奉納されている。
境内には「なで子持曲玉石」と呼ばれる曲玉(勾玉)がある。形が胎児に似ていることから、御魂の増殖につながるものとして、子授け・子孫繁栄の信仰を集めるようになった。この「なで子持勾玉石」を触りながら子授け祈願をすると、子宝に恵まれるという。
大阪府大阪市中央区玉造2丁目3-8