弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)は、兵庫県神戸市東灘区御影郡家にある神社である。旧社格は村社。
熊野三山に祀られる神である伊弉冉尊(那智大社)・事解之男命(本宮大社)・速玉之男命(速玉大社)を祀り、「根本熊野三所大神」と総称する。天照皇大御神・素佐男尊を配祀する。
八咫烏(やたがらす)をシンボルとする。
神功皇后の三韓征伐からの帰途、忍熊王が挙兵したことを知り、この地で弓矢・甲冑を納めて熊野大神に戦勝を祈願した。弓矢・甲冑を納めたということから、当社背後の山を「弓弦羽岳」「武庫山」(後に「六甲山」の字が宛てられた)と呼ぶようになった。
日本酒の名産地である灘五郷にあり、氏子には造酒メーカーも多い。新年に菊正宗、白鶴、剣菱の奉納した樽酒がふるまわれるほか、メーカーの醸造祈願祭も行われる。
また、ソチオリンピックのフィギュア男子ショートで史上最高の101.45点を獲得した羽生結弦選手ファンの「聖地」にもなっている。名前が似ていることから、ファンが絵馬やお守りを羽生選手に贈ったことから、全国の羽生選手ファンに知られるようになった。さらに2011年夏、大阪での大会を終えた羽生選手が神戸まで足を延ばして神社に寄り、絵馬を奉納された。この直筆の絵馬は焚かれずに、神社内に大切に保管されているという。
兵庫県神戸市東灘区御影町御影字弓弦羽ノ森1810
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