赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)は、三重県名張市赤目町を流れる滝川の渓谷にある、一連の滝の総称である。また、谷は赤目四十八滝渓谷(あかめしじゅうはちたき けいこく)と称される。
古より山岳信仰の聖地であり、地元には「滝参り」という呼び方が今も残る。奈良時代には修験道の開祖である役行者(役小角)の修行場ともなった。
地名「赤目」の由来は、役行者が修行中に赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったとの言い伝えにあるとされる。また、役行者および修験道と関連するが、忍者の修行場であったとも伝えられている。
赤目四十八滝のうち比較的大きな不動滝(ふどうだき、ふどうたき)、千手滝(せんじゅだき、せんじゅたき)、布曳滝(ぬのびきだき、ぬのびきたき、ぬのびきのたき)、荷担滝(にないだき、にないたき、にないのたき)、琵琶滝(びわだき、びわたき)の5つの滝を、赤目五瀑(あかめ ごばく)と言う。このうち不動滝への参拝を「滝参り」という。
三重県名張市青蓮寺