久礼八幡宮(くれはちまんぐう)とは、高知県高岡郡中土佐町にある八幡宮。旧社格は県社。
安和(現・須崎市)、久礼、上ノ加江(中土佐町)の総鎮守で、海の守護神として古来より漁業関係者に崇敬されている。
1707年(宝永4年)宝永地震の津波による被害により記録を失ってしまったため詳細な由緒等については不詳であるが、古くからこの地にある神社である。神宝の鰐口に明徳三年(1392年)とあり、久礼城主佐竹氏と推定される内蔵助が奉納したものとされる。現在の社殿は、文政8年(1825年)の再建で、江戸時代後期の建築様式である。
旧暦8月14日・15日には例大祭が執り行われ、14日未明には100貫余(約380kg)の大松明を先頭に練り進む御神穀祭が行われる。
高知県高岡郡中土佐町久礼