賀茂神社は、鳥取県倉吉市の神社。別雷神(わけいかづちのかみ)を祭神とし、縁起などによると京都上賀茂社から分霊を勧請したと記されている。かつては、賀茂皇太神宮や賀茂大明神といわれ、寛政年代までは倉吉町の総氏神だったが、その後、東半分の氏神となった。
境内の参道手前に「清先の井戸」という古い井戸があり、天女が水浴びをしたと言う伝説がある。天女が昇天したときには、ちょうど夕顔の花が咲いており、一説にはこの大きな夕顔の蔦と伝い天に帰ったといわれていることから、この井戸を「夕顔の井戸」と称するようになったという。
シラカシ、ケヤキなどの茂る賀茂神社の森は倉吉市保存林に指定されている。
鳥取県倉吉市葵町586