大主神社(大主御嶽、ウハルズうたき)は、沖縄県宮古島市の池間島にある神社、御嶽。御祭神は十二方位神。読み方には「ウパルズ」「ウハルズ」「オハルズ」等がある。
その昔、ある女性が卵を産んだ。その数は十二。人間でありながら卵を産んでしまったことを恥じ、女性は卵をカヤで隠した。しかしそれから数日後、卵を隠した場所へ行ってみると、黒い乱れ髪の子ども達が『お母さん』と言いながら迎えた。女性が、どうしたらよいかわからず、オロオロしていると、天から神様が降りてこられ『心配しなくても良い。この子たちは、あなたと私の子なのだ。この子たちも、そしてこの子たちを生んだあなたも神となるのだよ』と言った。こうして十二人の子どもたちは、十二方位の守護神となった。
一番目の子どもが祀られているのが、池間島の大主御嶽で、伊良部島へ移り住んだ人々が分祠として祀ったのが、伊良部島の大主御嶽だという。
部落の許可無く立ち入ることは固く禁じられている。
沖縄県宮古島市平良池間