ゴア・ガジャ(Goa Gajah)はインドネシア・バリ島のウブド郊外にある11世紀頃の古代遺跡。
「ゴア・ガジャ」は「象の洞窟」を意味するが、バリ島に象は生息しておらず、「大きいもの」を意味するとも言われる。1923年にヨーロッパ人によって発見された。
ゴア・ガジャの洞窟は大きな顔が彫り込まれていて、その口の部分から内部へ入ることができる。洞窟は左右に13mほどあり、洞窟の両端にはそれぞれ祭壇が設置され、左側にはシヴァ神の子で知恵の神であるガネーシャ像が、そして右側には三位一体のヒンドゥー教の神を表す「リンガ・ヨニ」の石像が設置されている。また洞窟の壁には15の穴が掘られており、この穴の中で僧侶が瞑想を行ったり、眠ったりしたと言われている。
インドネシア