大瀬崎(おせざき)は、静岡県沼津市西浦江梨にある、伊豆半島の北西端から北へ駿河湾内に突き出した半島、または岬。琵琶島(びわしま)と呼ばれることがある。
かつて海軍音響研究部大瀬崎実験所が設置されていた。
伝承によると、白鳳13年(684年)に発生した大地震に伴って海底が突然「三百丈余」も隆起し、琵琶島(びわしま)として出現したのが始まりとされる。その後の砂洲の形成により陸繋島となり現在の姿となった。
半島としての長さは1キロメートル弱、最も狭い部分の幅は100メートル足らずである。半島の東側は遠浅の砂浜を持つ湾を成しており、海流や水面波が少ない。一方西側は大きな石が堆積した海岸となっている。
湾内の砂浜は1974年の七夕豪雨により失われたが、その後の養浜事業によって現在では砂利浜として整備されている。
静岡県沼津市西浦江梨